”EFS 450” プロダクション・サーバー エンタープライズへの到達


“EFS 450” は、集約的なメディアワークフローのための強力な分散型スケールアウト・ファイルシステムを搭載したEditShare EFS共有ストレージのフラッグシップモデルです。高帯域、大容量のメディアインジェストやトランスコード、HD, 2K,4K およびそれ以上の解像度で数十台規模の端末台数でのオンライン協調編集が求められる大規模ワークグループを徹底的にサポートします。64TBから5PB以上の規模まで柔軟に拡張していただけます。EFS 450は複数のストレージノード間での分散と、メタデータ・コントローラのフェイルオーバー機構を組むことで完全なフォルトトレラントなシステムとなります。
2021年、ハードウェア・プラットフォームがHPE製に一新され、性能と信頼性がより強固なものに生まれ変わりました。


 

 


 EFS 450 機能ハイライト

  • ハイパフォーマンス、低レイテンシー
  • 2Uシャシーのストレージノード
  • 1Uシャーシのメタデータ コントローラー
  • 最小構成は1メタデータ・コントローラと3ストレージノード
  • 数百万ファイル、数ペタバイトまでのスケーラビリティ
  • シングルファイルシステムのためストレージノード追加時の自動データ・リバランシング
  • ダウンタイム無くシステム拡張が可能
  • 最高レベルのデータ保護によるノンストップ運用
  • COPYn、XORnの採用とHA化で「ホットスポット」を回避
  • インジェスト、編集、プレイアウトのメディアワークフローを加速
  • EFSネイティブクライアント・ドライバにより最高のI/Oスループット
  • グローバルネームスペースによる単一の名前空間

 パフォーマンスと堅牢性

EFS 450は各ノードそれぞれが最新のマザーボード、12コアCPUと12Gb/sバックプレーンに12Gb/s Raidカードを搭載し、エンタープライズHDD 16ドライブをRAID6でコンフィグされます。個々のノードはRead/Write時に2GB/s 以上のパフォーマンスを発揮し、同時2台までのHDD障害に耐えます。EFS 450システムは最小でもストレージノード3台で構成し、各ノードは10/25/40/100GbEでネットワーク接続されます。EFS 450システムへのファイル書込みは常に、複数のノードにまたがってデータチャンクと、冗長性情報であるパリティチャンクの生成を同時に行い、ファイルアクセス時の速度向上と、ノード単位での耐障害性を実現する特別なセキュリティの両方を得ることができます。全てのファイル・メタデータは高可用性のメタデータ・コントローラにリアルタイムに記録されます。メタデータ・コントローラの冗長化によりEFS 450は非常に魅力的なパフォーマンスに加え、堅牢な信頼性の両方を提供します。

 驚異的なスケーラビリティ

EFS 450システムの拡張は、ストレージノードを追加して、Webインターフェースからのわずか数クリックの操作で完了します。バックグラウンドでは、データは直ちに、各ノードの空き容量がほぼ同じになるまで再ディストリビューションされます。リバランシングのプロセスにおいても、EFSシステムの運用は継続し続け、拡張作業が完了した時は、より大きく、高速なシステムとなります。システム規模をどれ程拡張しても、複数のストレージボリュームの管理を不要にするシングルネームスペース、帯域幅のパフォーマンスを向上させるネイティブクライアント・ドライバ、および「SwiftRead」データコンテンション管理機能でクライアントからのメディアアクセスを高速に継続します。




 機能豊富なコラボレーション

EFS 450はエンドトゥエンドのメディアワークフローを徹底的にサポートし、それは ”FLOW” プロダクションMAMプラットフォームと組み合わせることによって更に加速します。インジェストからアーカイブまで、FLOWはメディアアセットのログ、インデックス、タグ付け、整理、管理を行います。AirFLOWのようなユニークなコラボレーションツールは、リモートユーザーがプロキシファイルやハイレゾファイルを閲覧、検索、ダウンロードし、レビューや承認をサポートします。FLOW Storyモジュールはどこからでもリモート編集を可能にし、タイムラインはオンライン編集プラットフォームに送信して完成させることができます。高解像度ワークフローの場合、FLOWは4 K DPX、Open EXR、およびその他のフレームごとのファイルワークフローのスキャンとプロキシもサポートします。

また、すべてのEFS 450システムは、Ark Media Archiveソフトウェアをオプションで購入できます。ニアラインディスクまたはLTOテープアーカイブソリューションの実装は、オプションのEditShare EFS 40 NLまたはArk Tapeハードウェアを追加するだけで容易に導入出来ます。


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