”EFS 300” スケールアウト・プロダクションサーバー


“EFS 300” は、パワフルかつ高い信頼性で応えるファイルベース映像制作・編集のセンターストレージサーバ。
報道/制作部門での活用に最適です。
2021年、ハードウェア・プラットフォームがHPE製に一新され、性能と信頼性がより強固なものに生まれ変わりました。



EFS 300は、ほとんどの放送局やポストプロダクションの環境で適用するパフォーマンスと容量の要件を満たす構成が組めます。EditShare File Systemベースのストレージサーバーの利点をフルに提供するスケールアウト型共有ストレージシステムです。

EFS 300を1台のサーバから運用を始めて、柔軟に5PBクラスというエンタープライズクラスターに拡張することができ、強力でスケーラブルなソリューションを提供します。1式目のEFS 300は、付属の「オールインワン・アップグレードキット」を備えており、統合されたFLOWプロダクションアセット管理機能とワークフローツールを備えた、完全なメディア制作プラットフォームを提供します。

EditShare Manager は、システム管理者がユーザー、アクセス権、割り当て量、ワークスペース、プロジェクト、レポート、およびその他のシステム使用状況を管理できるようにする包括的なアプリケーションです。EFSストレージ・ファミリのすべての製品と同様に、EFS 300でも、最適化、ストレージ拡張、ソフトウェア更新などのタスクを簡単かつ柔軟に行えます。

EditShare Connectは、プロジェクトメンバー間のコラボレーションを可能にするクライアントソフトウェアです。許可されたメディア資産とワークステーションへのアクセスを提供し、読み取りと書き込みの権限、クォータを適用し、プロジェクトの共有とビンロックを実装します。


EFS 300シングルノードは、2Uのフォームファクタ内に強力なマザーボード、12コアCPU、適切なRAM、ミラーリングされたSSD OSドライブ、最新の12Gb/sのRAIDコントローラと豊富なレンジで選択できる高性能かつ信頼性に優れたエンタープライズタイプの16台のドライブは、RAID6保護の後、56TB、112TB、140TBまたは224TBの使用可能な容量を提供できます。
ミラーリングされたSSD OSドライブによりEFSファイルシステムの冗長を提供し、冗長電源と冗長ファンが標準装備されていますので安心してご利用いただけます。各ストレージノードはデュアルポートの10GbEを標準搭載し、40GbEさらには100GbEにアップグレードすることも可能です。


 EFSのパフォーマンス

EFS 300はボリュームやワークスペース間のユーザーワークロードのバランス調整やユーザーアカウントやアクセス権限の複数セットを構築するといった管理タスクを排除し、常に単一のネームスペースを提供します。新しく開発されたEFS ネイティブクライアント・マルチスレッドドライバは、クライアントとなるWindows、macOS、およびLinuxに対して低いオーバーヘッドとレイテンシにより優れたパフォーマンスを提供します。

複数ノードによるEFS 300クラスタでは、EFSネイティブクライアントが、ワークステーションとEFS 300ストレージノード間の並列トランザクションを実行し、NASクラスタの典型的な「ホットスポット」を避けながらパフォーマンス向上の利点をもたらします。

また、EFS 300のノードの数に応じて、1つまたは複数のストレージノードの損失を許容できるXORおよびCOPY保護スキームをサポートします。さらに、EditShare 「SwiftRead」技術は、あるストレージノードが混雑または停止しているときに、クラスタ内の他のノードからパリティを利用したり、データをコピーすることを可能にします。

 柔軟なスケーラビリティ

EFS 300システムを拡張する際に、ダウンタイムを設けたり複雑な管理は必要ありません。1つ以上の16ドライブEFS 300拡張ノードをネットワークスイッチ経由で接続し、ERAツールを使用してシステムを設定するだけです。EFSファイルシステムは、既存のデータを自動的に再分散し、EFS 300が継続してプロダクションワークをサポートしている間に、バックグラウンドで指定されたメディア保護メカニズムを実装します。

 オールインワン・アップグレードキット

EFS 300の豊富な機能セットにより、他のストレージソリューションとは一線を画しています。 信頼性と拡張性に優れた高性能ストレージを提供するだけでなく、最も一般的なビデオ制作要件に対応する強力なアプリケーションを備えています。

EFS 300にはFLOW Production Asset Managementが搭載されており、ファイルベースの取り込み、ロギング、カタログ化、検索、カットのみの編集、Apple Final Cut X ®、Adobe Premiere Pro ®、Avid Media Composer Ultimate ®などのNLEアプリケーションへのドラッグ&ドロップ、AirFLOWによるWebベースのアクセス、FLOW Storyによるリモート編集が可能です。

Ark Media ArchiveはEFS 300にもバンドルされています。重要なメディア資産をバックアップしたり、使用されていない資産をニアライン・ディスクやオフラインのテープ・ストレージに保管したりするための自動タスクを設定できます。Arkユーザーは、ニアラインおよびオフラインのバックアップ先からバックアップをリストアすることもできます。


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