札幌テレビ放送株式会社様は、2023年「年度」視聴率で世帯16年連続、個人4年連続の三冠達成、さらに世帯の全日視聴率も32年連続トップと
全国の放送局の中でも記録更新中です。自社制作率は24%以上と全国のローカル局でもトップクラスにあります。

またコンテンツ事業 (海外番販・通信販売)や各種イベントも数多く実施。放送だけでなく幅広い分野で、地域密着路線を堅持しています。
これらのメディアにデジタル技術を複合的に組み合わせた「総合メディア・コンテンツ企業」として積極果敢に社業を展開しています。


☑ Wasabiを導入した経緯

弊社では海外へ番組を販売する為、何十台もの外部ポータブルディスクを使用しており、以前から管理の方法が課題となっていたことから、クラウドストレージを探し始めました。

外部ポータブルディスクですと故障などの点も心配ですし、クラウドストレージにする事でそれらも解決すると考えていました。

Wasabiを選んだ理由としましては、年々増え続ける素材などへの対応から、安価で簡単に容量を増やす事ができるものを導入しようと探しており、Wasabiを選びました。

 
技術局制作技術部 担当部次長 森川 貴広 氏
 
 
 

☑ Wasabiをどのように使用しているか

毎年2月に沖縄で、プロ野球チームのキャンプが行われますが、Wasabiを利用して取材した映像素材などを沖縄から本社へ転送・共有しています。

 
図:Wasabiの運用イメージ
 
 

〔 Wasabiの導入メリット 〕『従来の方法と比べて、倍以上の転送速度』

以前から使用していた、ファイル転送ツールでは速度に限界があったことから別の手段がないか日頃から探していました。
実験をした結果、Wasabiは非常に高速だという事がわかったので、これを素材転送用途として運用することになりました。
従来の転送方法と比較をしたのですが、大体、“2倍”以上の速度で送る事ができています。


☑ 番組販売部門におけるWasabiの使い方
 『 コールドデータのバックアップ 』

番組販売部門の素材を外部ポータブルディスクで保存していたことから、喪失回避のためクラウドストレージ とVVAULT(ストレージ管理ツール)を組み合わせた設備を検討しました。


図:VVAULTを利用したティアリングの概念図

Q. VVAULT は色々な機能がありますが、どの様な使い方で、 
  WasabiとQNAPをご使用されていますか?

ティアリング機能を使って、利用頻度の高いデータはQNAP、利用頻度の低いコールドデータはWasabiというような形でファイルサーバーの効率的な運用を行っています。

 
 
 

☑ 導入するにあたってのチェック項目

素材の転送用途として、Wasabiを利用することにより、
素材を共有しやすくなった点と、非常に高速に送る事ができるようになりました。

 
 


▶ Checkポイント はここ!
 

 ✓ 非常に高速に伝送できる
 ✓ 素材共有のしやすさ

 
     
 

☑ 導入の決め手

『 料金 』です。他の部署と話をする上でも弊社の場合、予算立てが非常に難しかった事もあって、RCS予約容量制での購入が可能だった点が決め手になりました。
また使用期間を数年単位で考えていたので、年契約でいくらなのか?他社よりも低コストなのか?などダウンロードの料金がかからないというところも大きいです。

 

決めたポイント はここ! 

✓ 他社よりも低コスト:ダウンロード/API利用無料
✓ 運用の幅が広い:S3互換

 
 

☑ 今後の展望

Wasabiを汎用の社用PCにストレージとしてマウントすることによりHDレベルの編集であれば全然動きます。場所を選ばないで編集作業も可能になるのではないかと考えています。

利用状況も把握しやすいので、極論を言えば部署単位でコストを把握できそうです。コスト意識を持って番組制作に携わるようにしていければと考えています。

インタビュー:技術局 制作技術部
(写真中央)担当部次長 森川 貴広  (左)主事 髙崎 陽介  (右)主事 南 亮輔

 







  会社名 札幌テレビ放送株式会社 <印刷用PDFファイル>
  所在地 北海道札幌市中央区北1条西8丁目1番地1 ダウンロードはこちらから
  URL https://www.stv.jp/  
       



    Wasabi  
Wasabi hot cloud Storage 製品紹介ページ  


記載情報は取材時(2024年3月)におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承ください。