Anywhere 概要

Adobe Anywhereは、アドビ システムズ 株式会社が提供する、革新の協調制作ワークフローを実現する技術です。 従来の協調制作環境では、共有ストレージとクライアント端末間の接続は、同じ設置環境における広帯域ネットワークの有線接続が必須とされてきましたが、Adobe Anywhereの環境においては、共有ストレージとクライアント端末とはWifiによる接続でも、プロキシーファイルを生成することなくマルチレイヤーでのリアルタイム編集が可能です。またクライアント端末と共有ストレージは同じ場所にある必要がなく、異なる場所や遠隔地にまたがった複数のクライアント端末で協調制作ワークフローの構築が可能になります。 映像制作にもとめられる協調制作ワークフローが、どこでも可能になる技術、それがAdobe Anywhereです。

マルチユーザー、マルチアプリケーション、マルチデバイス間でのプロジェクト共有を実現する新しい協調制作ワークフロー

Adobe Anywhereでは、マルチユーザー、マルチアプリケーション、マルチデバイスでの協調制作が可能です。 Adobe Anywhereでは、Premiere ProシーケンスやAfter Effectsコンポジション、Preludeでメタデータが付加されたクリップなどの編集データを、”プロダクション”という新しい形式で一括して保存・管理します。"プロダクション"ファイルは、種類の異なるAdobe Creative Cloud 映像制作ツール間で、メディアへのリンク情報および、メタデータを共有することが可能となり、遠隔地間の複数のPremiere Pro CC編集端末による、一つの編集プロジェクトの共有・分業が容易に行えるだけでなく、例えばiPadアプリとして提供されているPrelude Live Loggerによってロギングを行って、別の編集者が使用するPrelude CCでロギング情報を引き継いだり、またPrelude CCによるラフカット編集を、Premiere Proに反映させることが可能となります。 これらの連携によって、従来を遥かに超える効率の良い協調制作ワークフローを実現します。


Adobe Anywhereによる協調制作概念図




Adobe Anywhereのコアテクノロジーについて



Anywhere Collaboration Hub (ACH)

  • Adobe Anywhereにおける協調制作の中核を司るのがAnywhere Collaboration Hub (ACH)です。
  • Anywhere プロダクション ファイルの管理から、複数クライアント端末間での引継ぎ、プロジェクト共有時の排他処理やバージョニング等さまざまな機能を備えています。



Anywhere Mercury Streaming Engine (AMSE)

  • Adobe Anywhereでは、クライアント端末との映像データのやりとりは、すべてストリーミングによって行われ、実データのやりとりは行われません。
  • このことを可能にしているのがAnywhere Mercury Streaming Engine (AMSE)です。
  • AMSEによってオリジナルの高解像度素材は、クライアント端末からのアクセスに応じて、軽いストリーミングデータにリアルタイムでレンダリングされ、端末に配信されます。
  • すべてのAMSEサーバー・ノードにはNVIDIA Tesla GPUが搭載され、クライアント側のエフェクト処理に割り当てられます。



Adobe Anywhereシステム構成例




Adobe Anywhereによるシンクライアント環境の構築

上述の通り、Adobe AnywhereではAMSEの働きによって、従来クライアント端末側で行っていた映像の表示やエフェクトにおけるレンダリングを全てサーバー側の処理で行います。このことによって、クライアント端末には高速なCPUやGPUが必要なくなり、ロースペックなマシンでも十分なパフォーマンスを得ることが可能となります。その結果、企業や学校では、ユーザーごとの高価なクライアント端末への投資から解放され、設備投資はサーバー側設備に集中することが可能となり、コストの削減・効率化を図ることが可能になります。

インテグレーションによるさまざまなシステムとの連携とコンテンツマネージメント

Adobe Anywhereには、さまざまなシステム、ソフトウェアと連携を可能にする強力なAPIが提供されます。Anywhereシステムでは共有ストレージおよびMAMとの連携が必須ですが、弊社ではこのAPIおよびPremiere Proカスタムパネルを用いて、EditShare社の共有ストレージやMAMとの連携を提供いたします。



例):
・Anywhereシステムが生成するプロダクションデータに対して、VGI開発による独自のコンテンツマネージメントによって
 メディアやメタデータの統合と一元管理の提供
・Anywhereで作業を自動化し、制作と運用に係る作業コストの低減をサポート

また今後弊社のAnywhere担当チームは、Anywhere APIによるインジェストやアーカイブシステム、それ以外にもさまざまなサードパーティ製品とのさまざまなインテグレーション・サービスを提供します。


Adobe Anywhere API連携




Adobe Anywhere Official Integrator

Adobe Anywhereは、アドビ システムズ 株式会社が認定するシステム・インテグレーターによって、システム・インテグレーションが行われます。弊社は国内第一号として認定されたAdobe Anywhere System Integratorです。


Adobe, Premiere, After Effects, PreludeはAdobe Systems Incorporated(アドビ システムズ 株式会社)の登録商標です。

関連情報